芸術理論家、バウハウスで影響力のある教師。ワシリー・カンディンスキーが30歳で弁護士としての将来を断念し、絵画の道に進んだとき、数年後に彼が20世紀の芸術を決定的に決定づけ、革命を起こすとは誰も想像できなかっただろう。

美術評論家のウィル・グローマンが1924年にカンディンスキーについて書いた歴史的シリーズ「若い芸術（Junge Kunst）」は、カンディンスキーの抽象化への道に対する当時の意見を反映しており、それは刺激的で大胆だと受け止められていたようである。しかし、大衆を二分したのは彼の急進的な芸術観だけでなく、このカリスマ的画家はその個性によって賞賛と拒絶の両方を引き起こしたのです。本書は、カンディンスキーの最も重要な芸術的・私的活動の場を照らし出し、彼の遺産に関する洞察を提供するとともに、パウル・クレーやレオネル・ファイニンガーといった芸術家仲間とともに指導したバウハウスでの年月に特に注意を払っている。

80ページ

カラーおよびモノクロの図版51点 

14 x 20,5 cm

著者 ハーホ·デュヒティング